患者さまの回復とともに、夢や目標に向かって取り組み、その方の人生がより豊かに・・・より生きやすくなれるような支援を心がけています。
作業療法士を目指した理由は 作業療法士を目指したきっかけは、１つ目は、漠然と「生きにくさに寄り添いたい」と思ったからです。障害を持って暮らす人・家族の喜びや困難に触れ、どういう事が人の幸せに繋がるのか、生きていくうえで大切な事は何か・・・を考え役立てたいと考えました。２つ目は、今まで色々な仕事や活動にチャレンジし、たくさん失敗をしてきました。その度に、周囲の人に助けてもらい、何とかやってこられました。これらの経験から、自分を支えてもらう・認めてもらえる機会、逆に自分が誰かに同じように接するといった“人と人との関係”、安心できる時間や活動が改めて大切だと感じ、作業療法で活かしたいと思うようになりました。
当院の作業療法の特色は？
患者様お一人おひとりに個人担当をつけ、回復にあわせた作業療法を提供できるようにしているところです。更に、作業療法スタッフだけでなく、様々なスタッフと協業し、チームで支えられる様にしています。患者様の心の身体の変化にいち早く気づき、患者様自身が、無理なく自分と向き合っていけるような体制があります。 各作業療法プログラムは、随時患者様の希望や調子にあわせ、活動内容を調整しています。臨機応変な対応で回復の一助になっているか、それぞれの自己実現に向けた動きが出来ているか、常に検討を重ね治療に役立てています。就職を希望される方へのメッセージ
精神科で作業療法士として活躍したい皆さんへ。ご自身が調子を崩した時、どんな事が支えになるでしょうか。心が弱った時、身体は思うように動きません。反対に身体が弱った時気持ちもうまくいかない事もあります。では、何故体調を崩してしまったのでしょうか。生活の中で何が起こったのでしょうか。その人に起こっている事をしっかり理解していく力、寄り添う気持ちが大切です。心と身体は一体。回復への手段・治療方法は様々あります。分野に捉われず、様々な角度から「人」を支える力を求めています。新しい視点を楽しみに待っています。
現在の仕事の内容と、そのやりがいを教えてください 約一年間の産休・育休を経て復帰し、病棟へ入院されている患者さまへ作業療法を行っています。担当している患者さまの様子や状況に合わせて穏やかな生活が送れるようにお手伝いをしています。苦しみや混乱の中にいた患者さまと同じ作業・時間・場を共有していく中で、その人らしさを垣間みれたり、一緒に笑顔になれることができた時にやりがいを感じています。
今後の目標を教えてください
患者さま一人ひとりに寄り添い、しっかりと話を聴く事です。その人がその人らしく人生を豊かに歩んでいけるよう、チームの一員としてサポートできるよう頑張りたいと思っています。就職を希望される方へのメッセージ
私には小さな子どもがおり、急な体調不良や行事などでお休みを頂くことがあります。 患者さまのリハビリテーションに支障が無いよう、部署内で常に患者さまの情報を共有し、皆で一緒に考え、リハビリテーションを実施していることが当院の作業療法の強みです。上司や先輩の理解があり、自分の状況を適宜相談できます。業務を調整して頂きながら心地よく働くことができると思います。 ・作業療法は、医師の指示が必要です。
医師、看護師、作業療法士までお気軽にお問い合わせください。
・治療の流れにそって相談しながらプログラムを決めていきます。 ・費用について。作業療法は、各保険の対象となります。